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噴水で遊ぶ子どもの声が騒音!?

2007-10-05-Fri-17:15
nishitokyo

自分の耳も目も脳をも疑うこんなニュースがありました。


公園の噴水遊びを騒音認定、「基準超す」と使用停止に
10月5日3時4分配信 読売新聞

東京都西東京市緑町の「西東京いこいの森公園」の噴水で遊ぶ子供の声がうるさいとして、近くに住む女性が騒音差し止めの仮処分を申し立て、東京地裁八王子支部が噴水を使用してはならないとする決定を出していたことがわかった。

決定は1日に出され、同市は翌2日から噴水を止めている。

同公園は、旧東大原子核研究所の跡地を利用して、市が2005年4月に開設した。敷地面積は4万4000平方メートルで、噴水は、遊具などが置かれた広場の中にある。複数の噴水口から水が断続的に噴き出す仕組みで、水の間を縫って遊べるようになっている。

決定書などによると、噴水と女性の家とは数十メートル離れている。都環境確保条例の騒音規制では、この地域の午前8時~午後7時の基準値を静かな事務所内に相当する50デシベルと定めているが、市が観測したところ、噴水で遊ぶ子供の声は女性の自宅付近で60デシベルと、基準値を超えたという。




バカバカしくて何も言えません。
まぁ、きっとみんな同じように感じてると思うので・・・
そうそう、この西東京いこいの森公園には小学校が隣接していたり、周囲には小・中学校や高校がいくつかある地域なのです。しかもHPで見る限り相当大きな公園のようで、子どもの成長の過程にはとてもいい環境だと思うのですが。

ちなみに、この東京都では騒音に対する目安を示しているようで、60デジベルとは“普通の会話・チャイム”だそうです。いくつか抜粋すると・・・

70デシベル 掃除機・騒々しい事務所
60デシベル 普通の会話・チャイム
50デシベル 静かな事務所
40デシベル 深夜の市内・図書館

※東京都環境局


さらに、この冒頭には、
『騒音とは、いやな音や大きな音、不快な音で、快適な生活環境が損なわれることです。』
とまで書かれています。

さらには、東京都教育委員会の小学生向けキッズページ「くらしと環境学習Web 小学生向け学習のページ」にも“騒音”という環境問題のことが書かれています。
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/buka/shidou/
kankyo/gakusyu/gakusyu03-05-01.htm



きっとこの噴水で遊んでいたのは、幼稚園~未就園児くらいの小さなコたちだと思うんです。
彼らが純粋に楽しみ、目を輝かせていたその光景はもう見られないわけです。
せっかくのいい施設がもったいない・・・
西東京市HPの施設紹介にある「中央付近にある噴水は、夏には小さな子どもたちが安心して水遊びができます。」という文字が悲しく響いています。(西東京市 新しいまちづくり・西東京いこいの森公園・各ゾーンの紹介


そもそも、噴水で遊ぶ子どもの声=騒音ってどういうこと!?


10月2日からおそらくは静かになったであろうこの公園には、一体何が残ったのだろう・・・ホント寂しいニュースです。


■西東京市Web
 http://www.city.nishitokyo.lg.jp/

COMMENT



2007-10-22-Mon-16:01
遅いコメントで失礼します。関東近辺で不動産業に就いている者です。私
自身、今の住まいの近くに公園があり騒音(ゴメンナサイ)に悩んでいま
す。ただ、住まいが賃貸なので「もう駄目だ」となれば引っ越せばいいの
ですが、今回の女性の場合そうもいかなかったのでしょう。実際のところ
公共施設(遊具のある公園、保育所、学校等)に隣接している土地は安
価であるというのは事実であり、これが何を意味するのかは明確であり
ましょう。子供の声はときとして騒音にもなり得るのだということが証明さ
れた今回の判決によって子供主体の世間の風潮(に私は思える)に一石
を投じることが出来たとすれば快挙だと思います。傲慢に思えたらスミマ
セン・・・。

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